リスキーゲーム


火曜日は一日中そわそわしてた気がする。
授業とか全然手に着かなくて
放課後が待ち遠しくて仕方なかった。



放課後、あたしと弥遊は
待ち合わせの駅に向かった

駅のトイレでメイクをして
少しでも可愛く見えるように頑張った



約束の16時半になると同時に
あたしの携帯が鳴った

「もしもし?」

『真柚?俺。ついたよ。』

「え、どこ?」

『黒い車。左見て。』


「あ、いた!!」


綺麗な黒い車の横で
手を振る男の子が居た

あたしと弥遊は亮丞くんの車に走り寄った

「ど-も。」

整った笑顔が印象的だった


後部座席に乗ろうとすると

「助手席にどうぞ?」

と促された


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