SaKuRa
由里は肩の手を払いのけて言った。

「愛さぁ。いつも私に頼るよね?
…授業中携帯いじっててノート取らないの後から私に見せてとか?
携帯可愛くデコれたでしょ?とか自慢するし…。何なの?って感じ。」

そう言うと愛にフンっとする。

「その携帯なくなればいいのにっていつも思ってた。だから音楽の時間、トイレって言ってトイレのゴミ箱に捨てた。」

「由里…。ヒド。」









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