SaKuRa
「さち−。お友達よ。」

ノックとほぼ同時に誰かが入ってくる。

私は慌ててマンガを隠す。

さくらだ…。

「さっちゃん、具合いどう?凄く心配で…。明日は来る?」

私は黙ってうなずく。

「良かったぁ。これ、授業ノートと…
後 お見舞い…。」

さくらはテーブルに
ノートとリボンで巻かれた箱、包装紙のモノを置いた。

「さっちゃん、もう帰るね。早く良くなってね、また明日。お大事に…。」

いつも元気なさくらも今日はションボリ涙ぐんでた。




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