SaKuRa
高校の入学式―――。

たまたま隣の席になった森野さくらがいきなり話しかけてきた。

「私、さくら。さちちゃん?さっちゃんって呼んでいい?よろしくね。」

私の手を強く握ってきた。

「え?あ…うん…。」

突然慣れ慣れしくしてくるから思わず曖昧な答えになった。




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