教室の窓から-早朝の恋物語-
久しぶりに朝早く起きたアタシは、眠い目を擦りながら家を出た
久しぶりの空いている電車は、椅子に座れていつもの満員電車と大違いでとても楽だった
学校最寄りの駅で電車を降りて学校までの道を歩き出す
久しぶりに学校までの道のりを、同じ学校の制服をみないで歩いた
久しぶりの余裕のある登校にいつもより景色を楽しみながら歩いた
梅の花が途中の神社に咲いていることに気がついた
いつの間にか季節は春を迎えようとしていた
アタシの恋に春が来るのだろうか…
季節は必ず春がくるんだよね…