教室の窓から-早朝の恋物語-
「はっ!?まぢで直!?」
龍太の「直」という言葉にムカつきながらも頷く。
「そっかぁ〜直かぁ〜」
なんだよ!!
そのにやけた顔は!!
「何?」
睨んだ俺に龍太の、笑いながら言った意外な一言。
「直の好きな人って陸斗なんだよね♪」
「はっ!?俺!?」
いきなり言われた真実に驚きが隠せない。
そんな俺を笑いながらみる陸斗。
「よかったなぁ♪」
そう言いながら陸斗は、俺の背中をバシバシと叩く。