教室の窓から-早朝の恋物語-



しばらくの間アタシはバンソウコウをぎゅっと握ったまま固まっていた






自分が陸斗クンと話したことが信じられない






自分が陸斗クンに起こしてもらったことが信じられない








自分が陸斗クンに優しくしてもらったことが信じられない









でも、アタシの手の中にあるバンソウコウが今まで起こっていたことが全て事実だと実感させてくれる




アタシは嬉しくて涙が零れ落ちそうになった…
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