sweet*まじっく
離して欲しい







逃げ出したい






怖くて怖くて堪らなかった。







『あたし…宮藤くんがっ…好き…っです』




途切れ途切れだけど




きっちりと伝えた。





言わないと何されるか分かんなくて、





離してもらいたくて。







「ホントに?」






『…』






強く頷くと手が自由に動くようになり






足が自然と






倉庫の出口に向かって




走り出してた。



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