君が見上げたあの空は
「護衛…?」

「私がいつ、お前に、質問することを許可した?」



押し黙る歩美に、清美は溜め息をついた。



「あの馬鹿の様に、お前を襲う輩がいるかもしれない」



清美は眉間に皺を寄せた。



「そんな失態を演じては、面倒が起きる」



清美は舌打ちした。



「お前のせいで、余計な手間と、出費が増えた。これ以上、私にわずらい事を増やすことは、許さん」



清美は頭を掻いて、舌打ちした。



「お前など、産まなければよかった」




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