君が見上げたあの空は
放課後。
歩美は一目散に、図書館へ向かった。
写真集が収められた本棚に急ぎ、背表紙を追ってゆく。
「千鳥、美羽…」
呟き、その名前を探した。
やはり真新しいものが、数冊有った。
全て取り出して、閲覧スペースの隅に陣取る。
写真を体験し、何度も旅立った。
なにもかもが新鮮で、途方も無い充足感に満たされた。
写真の脇に有る短い詩の意味は、言葉に出来なかったが、腑に落ちる感覚があった。
取り出したものを一通り味わうと、もう、下校時刻になっていた。
歩美は思った。
まだ、足りない。
歩美は、取り出した全てのものを借りて、図書館を出た。
既に、日がかげり始めていた。
歩美は一目散に、図書館へ向かった。
写真集が収められた本棚に急ぎ、背表紙を追ってゆく。
「千鳥、美羽…」
呟き、その名前を探した。
やはり真新しいものが、数冊有った。
全て取り出して、閲覧スペースの隅に陣取る。
写真を体験し、何度も旅立った。
なにもかもが新鮮で、途方も無い充足感に満たされた。
写真の脇に有る短い詩の意味は、言葉に出来なかったが、腑に落ちる感覚があった。
取り出したものを一通り味わうと、もう、下校時刻になっていた。
歩美は思った。
まだ、足りない。
歩美は、取り出した全てのものを借りて、図書館を出た。
既に、日がかげり始めていた。