君が見上げたあの空は
歩美には、玉兎の言葉の意味が解らなかった。
「勝負…?」
「はい。勝負です。近衛くん。そういうことだけど、受けるかい?」
誠は、困った様に微笑んだ。
「はい。受けて立ちますよ、玉兎さん」
店のドアベルが、ささやかな音を立てる。
可愛らしい、男性とも女性ともつかない顔立ちの人物が店に足を踏み入れた。
「いらっしゃいませ」
玉兎はすぐに、そちらに顔を向けた。
「小日向くん。ちょうどいい。立会人をやってくれないかな?」
小日向と呼ばれた青年は、目を細めた。
「勝負…?」
「はい。勝負です。近衛くん。そういうことだけど、受けるかい?」
誠は、困った様に微笑んだ。
「はい。受けて立ちますよ、玉兎さん」
店のドアベルが、ささやかな音を立てる。
可愛らしい、男性とも女性ともつかない顔立ちの人物が店に足を踏み入れた。
「いらっしゃいませ」
玉兎はすぐに、そちらに顔を向けた。
「小日向くん。ちょうどいい。立会人をやってくれないかな?」
小日向と呼ばれた青年は、目を細めた。