君が見上げたあの空は
「歩美さんがそうありたいのなら、私には、なにも言う権利は無いわ」
でも、と愛歌は続かせる。
「もしも、貴方が、そう望まずに、すりつぶされてしまったと言うのなら」
歩美は、包丁をとり落とした。
「そして、貴方が、それでは嫌だと言うのなら」
愛歌は包丁を拾い、背を撫でた。
「私に、隣に座ることを、許してくれないかしら」
でも、と愛歌は続かせる。
「もしも、貴方が、そう望まずに、すりつぶされてしまったと言うのなら」
歩美は、包丁をとり落とした。
「そして、貴方が、それでは嫌だと言うのなら」
愛歌は包丁を拾い、背を撫でた。
「私に、隣に座ることを、許してくれないかしら」