君が見上げたあの空は
「愛歌さん…」

「なぁに…?」



歩美は、鼻をすすった。



「あたし…」



しゃくりあげながら、歩美は、言う。





ー…ここに、いたいです…ー





「…そう…」



愛歌は歩美の背を撫でた。





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