優しさの理由
「えっ…空??」


その音で鈴がベットの近くにかけよってくる。




「空!!空!!」


俺はその声に反応すら返せない


「待ってて。すぐ助け呼ぶから」


倒れている俺に気がついた鈴は


俺の名前を呼びながら急いでナースコールを押した。




「空!!しっかりして」




看護婦や医師がくるまでの間


鈴はずっと俺の名前を呼んでいた



俺はその声を遠くに聞きながら


意識を手放した-


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