《中》マケイヌとカチネコ
「……新しい…人間とか…面倒…今の…このままで…満足…。」
話が一段落して、汰輔が本当に満足そうな顔でそう言った。
───お前は歌誌葉が居たら何処でもいいだろ。
「ここでのこのままの生活も、十分楽しいアルよ。」
───まぁこのバラエティーじゃあな。楽しくない訳がない。
「流樹の思いも聞けたところじゃし、そろそろ朝礼でもやるかの。のう、歌誌葉。」
「せやね。じゃあ皆、集合ーっ!!」
「朝礼なんかやるんすか!?」
「Yes!」
───へぇ…朝礼か…。なんか本格的だ「はい、んじゃあフォーメーション1ー!!」…え?
「この世に生まれたことに感謝して!」
「「「「「「この世に生まれたことに感謝して!!」」」」」」
「南無阿弥陀仏アーメン!」
「「「「「「南無阿弥陀仏アーメン!!」」」」」」
「……………。」
───はあぁぁぁ!?
突っ込みどころが多すぎて、一瞬本気でフリーズしました。