14GAMES
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「あははははははは!!」
彼女の顔には血がしぶきとなってちる。
彼女は両手に包丁を持って、もう原型をとどめてはいない男の子を刺し続けた。
「もうどうなってもいいや。みんなごめんね・・・」
彼女は涙をうかべながら言う。
このゲームも、もう終極だ。
はじまった時は14人で始まった。
だか今は彼女一人しかいない・・・
「あはははは・・・・はぁはぁ・・・・・!?」
彼女の背中に、冷たいものがなめらかに入っていく。
「あははは・・私、死ぬの?早人の所にもういけるのね・・・だれかこのゲームをほかの人に伝えて・・・じゃないとまた始まってしまう。」
彼女はまるで天使の羽のように、血をだしながら死んでいった。
「くっくっく!ごめんな、雨音!お前はほかのやつにはわたさない・・・ずっと俺の心の中で生きろ!」
と男は言った。そして大声で笑いだした。いつまでも、男の声が響いていた。



ここは普通の町だ。
この町で選ばれた14人の男女達は、ここでゲームをしなければならない・・・
あの最悪の殺し合いのゲームを・・・・
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