白黒世界*彼がくれた幸せ*


「ねぇ、俺達と遊ばない?」


ニヤニヤと気味悪く笑う男達にフッと微笑む。


それを見て、俺達は、顔を赤らめ、当たりだと口々に言い出す。




………馬鹿だね。




そう口パクで言っても気付かない。



ほんと、馬鹿だ。









私は、腕を掴んでいた男の手を、振り払い。



『遊ばないよ、馬鹿なお兄さん。』





そう言った。




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