もう一度…。

過去



4月だから、夜になるとまだ肌寒く、家に戻るともう車は無くて家に入った。

すると、テーブルの上には2万円置いてあった。

2万円というコトは4日帰ってこないのか…。


「さっきは、ありがとう。お礼に食べてく?」

「えーの!?ほんなら、喜んでいただきまぁす!」


そういって、湊はキッチンの前にあるカウンターに腰かけながら家の中をキョロキョロしてる。


「親とかえーの?」

「あぁ、いないから」


あたしは、湊にそう言ってから黙々と準備をした。



< 19 / 21 >

この作品をシェア

pagetop