遠い距離


きっと救急車で運ばれた男性も命に別状はないはずだ。


だから俺は携帯のボタンをゆっくりと押した。




―――――――――――

当分会えないかもしれない。

本当にごめん。


―――――――――――



―――そうして俺の愚行は始まった。
< 14 / 315 >

この作品をシェア

pagetop