遠い距離


30分しても彼は上がって来なかった。




「……どうしよう…?」




私、泳げない…


だけどもし………




よし、潜ろう。



私が意を決したその時だった。




「あったぞ!コレじゃないか?」




彼の右手には私の見知った輝きを放つペンダントが握られていた。
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