遠い距離


俺はため息を一つ零して席を立った。



 
「で、俺に何の用?」




案内されたのは外にあるベンチ。

余程の用がない限りあまり人は来ない場所だ。



「…私、先輩のことが好きです。私と付き合ってください。」




……直球だな…

っていうよりまた海希にからかわれるな…


タイミング悪いな、この子…
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