王子様と中学生
「ヤッホー♪
今暇??」
遥菜は、
入って来るなり聞いてきた。
遥菜は、
ちょっと綺麗系だけど可愛い女の子。あたしとは幼稚園の頃からの幼なじみ。髪はボブで緩ーいパーマがかかっている。
髪の色は、明るい茶色だ。
あたしは、
性格が面倒臭がりの極々普通の顔の女の子。
髪は、赤茶でロング、パーマがかかっている。
結構真逆だが、
性格が似てるからこれまで仲良しでいられた。
「ちょっとー!聞いてんの?」
あたしが、考えてる間に、遥菜はご立腹の様子。
「聞いてるよー!
今暇?でしょ??暇だけど…」
「よし!決まり!美容室とショッピングに行こ♪」
「えー…
また美容室?髪型変えすぎ!
こないだボブにしたばっかじゃん!」
「うっさい。
今日は髪の色を変えるの!」
そういって遥菜はあたしを引きずってタクシーに乗せた。