お星様に願い事

目を閉じる
すると、唇に感じる柔らかい感触


これが…キス


唇から伝わる熱、触れ方
私は懸命に星夜を唇だけで感じる取る


「……嫌だった?」


唇を離すと星夜が不安そうに聞いてきた


「ううん。平気…ドキドキした」


星夜の問い掛けに首を左右に振って否定する
そして、素直な感想を伝える


「本当?なら、よかった」


私の答えに安心したのか星夜が安堵の表情を浮かべる

好きな人にキスされて嫌な訳ない
むしろ…もっとして欲しかったかも

…恥ずかしくて言えないけどね




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