お星様に願い事
体が揺れる
遠くで声も聞こえる
私はゆっくり目を開ける
すると、目の前には星空をバックに知らない男の子がいた
でも、私と同じ学校の制服を着ている
「こんな所で寝たら危ないよ?天野さん」
「…貴方は、誰?」
私は貴方を知らない
「あ。僕は井上 星夜(イノウエ セイヤ)。天野さんの隣のクラス」
ニコニコ笑う井上君
星夜…
もしかして、お星様がお願いを叶えてくれた?
なんて、馬鹿なことを思う
でも、寝惚けた頭は更に馬鹿のことを口にさせた
「ねぇ…2日でいいから…私の彼氏になってよ」