好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
と、言うわけで翼連れて
帰って来たわけだけど…



俺、人生最大のピンチを迎えてる。



翼まで怯えてる。



池上組の会長。



池上組、組長。



そして仁さん。



裏の、ドンが3人総出で
俺の前にいる。



翼、愛されてるな~



なんて余裕かましてる場合じゃなくて…



「で、お前俺の翼と付き合ってるって?」


まず口を開いたのは、
池上組、組長。聖夜さん。

「はい。付き合いました。」


「で、翼とヤったのか?」


ぇええ…


聖夜さん…今それ言っちゃう?


ドSだよな。この人。


それに仁さんにめっちゃ睨まれてる。



後ろにいる、会長はずっと無言で俺を見つめてる。



拷問だろ。



「で、どうなんだよ。
翼に手出したんか!?あ゛コラ…」


ヤベ…


仁さんに胸ぐら捕まれた…


「は、は………グハッッ」



はいって言う前に…


仁さんのグーパンチを喰らった。



いってえ…



あばら骨いったんじゃね?



「ちょっと…パパ!
まさくんになんてこと!



吹っ飛んだ俺に駆け寄る翼。


でも…



「俺、絶対守りますから。翼を。」



そう言ったら…



仁さんが俺を立たせてくれた。



「わあった…
はあ…雅彦。翼に何かあったらこの100倍痛い目見るからな。」



「仁さん…」



「雅彦、俺の大事な孫だ。宜しく頼んだぞ…」



「会長。」



とりあえず…なんか認めてもらえた?




よな…




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