好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
お嬢を連れて、産婦人科。
沢山の妊婦や赤ん坊がいる。
俺も、こうやって
望まれて生まれて来たんかな…
20年間、親の存在なんて
考えて来なかったけど、
母親は今どうしてんだろ。
なんて変なこと考えていたら、お嬢が病室から出てきた。
「雅彦…」
スッと見せられた写真…
「これって…」
「もうすぐ3ヶ月だって。私の赤ちゃん。可愛いでしょ~」
やっぱりできてたんだな。
さっきまでの、不安でいっぱいな顔とは大違いで
どこか晴れ晴れしていた。
自分の子じゃねーけど、
なんつうか…
命ってすげーな。
なんて思った。
沢山の妊婦や赤ん坊がいる。
俺も、こうやって
望まれて生まれて来たんかな…
20年間、親の存在なんて
考えて来なかったけど、
母親は今どうしてんだろ。
なんて変なこと考えていたら、お嬢が病室から出てきた。
「雅彦…」
スッと見せられた写真…
「これって…」
「もうすぐ3ヶ月だって。私の赤ちゃん。可愛いでしょ~」
やっぱりできてたんだな。
さっきまでの、不安でいっぱいな顔とは大違いで
どこか晴れ晴れしていた。
自分の子じゃねーけど、
なんつうか…
命ってすげーな。
なんて思った。