好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
よし…


しょうがねえな。


「おい、風雅。
お前、夏月を守るなら命くらい対したことないって言ったよな。」


「当たり前だ。
つか、アンタ何口はさんでんだよ…」



だから、生意気なんだよ!
クソヤロウ…



「じゃあ、2人の命と引き換えにお前の命今すぐよこせっつったら?」


俺は、コイツを試す為に
わざと殺気を出して、
胸ぐらをつかんだ。



「ちょっと!雅彦…」


「いいから、お嬢は黙ってろ。」



「で、どうなんだ?
俺に殺られる覚悟あんのか?」



「は?ちょっと待て…」


「二人の命ってなんだよ!」


「だから、お嬢の腹ん中にもう1人いるんだよ。」


「は…?」



俺に殴られそうになってるにも関わらず…


固まる爽やか野郎。



まさか、びびってんじゃねえだろうな…



< 129 / 198 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop