好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
「雅彦。手はなして。
私からも話すから…」


お嬢は、何かを決意したように俺の手を離す。


さて、俺は見守るか…


俺は、翼とメール~


「風雅、最近生理が来なくて…それで病院で確認してきたの。そしたら…」


「お前…何で俺にすぐ言わねーの?何で俺じゃなくてコイツと病院行くんだよ…」



コ…コイツだあ!?

爽やか野郎…ボンボンの分際だからって生意気かましてんじゃねーぞ!



「それは…間違いだったら困るし…それに…」


「俺がおろせって言うと思う?言わないよ。」



「だって、風雅は次期社長なんだよ!?
次期社長ができ婚なんて、ダメでしょ…
それに、風雅は大学もあるし、会社だってあるし大変な時期じゃん!だから…」


泣き出したお嬢を抱き締めた爽やか野郎…



なんか…俺…邪魔じゃね?



二人の雰囲気を邪魔しないように外に出た。




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