好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
しばらくして、


お嬢と爽やか野郎が出てきた。



「お、どうなった?」



「産むに決まってんだろ。」


「そう。
お嬢、大学どうするんすか?」


「とりあえず、ギリギリまで通うつもり。
まずは、パパを説得しないと。」



「そうだな。
おい、風雅。今のうちに俺に殴らせろ。」



「は?何で…」



「そうすりゃ、組長に軽く殺られるくらいだろ。
飛龍の大事なお嬢を、腹ましたんだぞ。
ただで済むわけねーだろ。俺に一発殴られときゃ後で軽く済むだろ。

それとも、何か!
テメエの覚悟はそんなもんか…」



「わかった。
アンタのパンチくらい対したことない…」



ふっ…わかってないね~


お坊ちゃん…



「雅彦…本気だしたら殺すから。」



本気なんて出せるかよ…


出したら、骨一本じゃすまねーから。





許せ…風雅。



バコっと一発風雅を殴った。


軽くな。




ま、ぶっ飛んだけど…



「お前…手加減しろよ…」



あ…鼻血



ダサ…



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