好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
ダンっ!

と無言で組長が立ちツカツカと爽やか野郎の前にいく。


その瞬間空気が変わる。



そして、風雅の前に立つ。


ヤベエな。


「組長!ちょっと待ちましょうや。」


見かねた俺は思わず、
風雅の前に立つ。


「んだよ。
俺を止める気か?
このガキは俺の大事な娘腹ましたんだぞ!
ただで済ませるわけに行かねーんだよ!」



「まあ…まあ。
さっき、俺が一発かましといたんで。
コイツも、生半可な気持ちで父親になるって言ってるわけないんだし~」



「はあ?
おい…雅彦。お前このガキの肩もつんか!あ゛?」


バコっ。


「グハっ…」


いってえ…


八つ当たりで俺が痛い目みた…

仁さんのグーパンよりはマシだけど…

顔殴ることなくね!?



「パパ!ちょっと辞めてよ!パパは、おろせって言うの?パパだってでき婚の癖に!」


「夏月…。
お前1人の問題じゃないんだぞ。命を育てるんだぞ!」



「わかってる。絶対幸せにしてみせるよ。」



「風雅、何があっても
コイツと腹の子を優先にできるんだな!」



「はい!」



どうやら…まるく収まりそうだな。



つか、いてえ…





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