好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
その時、

カチッッと頭の後ろで音がして、何かをつきつけられた。



背筋が凍り動けない。




「そこまでだ…伊達。」


「翼ッッ!!
テメェッッ翼を離せ…」



まさくんが黒い拳銃を、
私の後ろの人に向けた。




「コイツが撃たれる姿、
そんなに見てえか?」



そう言い、私を前につき出す。



「まさくん!撃つなんてダメだよ!殺しちゃダメ!」


私なんかの為に、手を汚さないで。



目に涙を浮かべまさくんを見つめると、渋々銃をおろした。



「ハーハッッ!そんなに伊達が好きなのか!愛情なんてくだらねえんだよ!虫酸が走る!」



一瞬だった。




バンッッ!!



乾いた音と共に、
まさくんが…









床に崩れ落ちた。






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