好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
リビングで皐月くんと真夏ちゃんと喋っていると…


「組長、戻りました。」


「ご苦労さん。」


サラサラの抜けた茶色の髪の毛…
背が高くて…顔は美系。


今日も黒いスーツがよく似合っている私の好きな人。


「よ。チビお帰り。」


ポンポンと大きな手が私の頭を撫でる。

それと同時に胸がトクンと高鳴った。



それがバレないように、
ジュースを一気に飲む。



「雅彦、翼がお前に会いに来たんだと。」


皐月くん!
なんてことを言うの!?


「ち…違うもん!
べ…別にまさくんに会いに来たわけじゃないし…」


も~皐月くん変なこと言わないでよ!

ま、図星なんですけど…


皐月くんを見るとニヤニヤ笑いながら私を見ていた。


もしかして、私がまさくんを思ってるのバレてる?


バレないようにしなきゃ。



勿論、まさくんにも…





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