好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
それから1ヶ月後。
まさくんが退院することになった。



「ねぇ、いいでしょ!?
片腕じゃ不便だし、慣れるまでまさくん家に行く!」


「でもなあ…」



だって私のせいでまさくんは…



「お願い。パパ…」



「はぁ…しょうがねえ。
翼、くれぐれも妊娠とかやめてくれよ!」



「パパ!そっちの心配してたの?」



「だってよ、毎晩二人きりなんだぞ!しかもあの雅彦と…」



パパのバカ…



私はそれどころじゃないんだっつーの!




罪悪感でいっぱいなんだ。





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