好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
「で?翼と何があった!?」


「いや、何かあったわけじゃないんすけど…
翼が笑わないんすよ。」



あの日から一回も…


一生懸命下手くそな料理して…


洗濯、掃除して…


本当に助かる。


ただ…翼はいつも不安そうな顔してる。



「俺がそばにいると、
翼辛い思いするんじゃねえかなって…」



「その腕のせいでか?」



「はい。
毎日、謝るんすよね。
私のせいでごめんなさいって…。俺は翼にあんな顔させるために一緒にいるわけじゃないのに…。
俺がいれば、翼にとって重荷なんじゃねーかって…」




もう笑ってくんねえのかな~





俺は、一気にアルコールを流し込む。





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