好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
雅彦


翼と距離を置いて、1週間過ぎたか。



自分で言っておいて…



限界が来てる。




また、ちょこんって俺んちの玄関の前に居ねえかな~とか…



翼にキスして~とか…



そんなんばっか…。




いつの間にか、もうすぐ冬か。



「は~ぁ…」



「ちょっと溜め息吐くなよ!お前さぁ~チビに会わないとホンットダメだよな~」


「うるせえよ…秀。
つばさに触れなくて俺は死ぬ。」



「翼、依存性だな。」



そうかもな。




俺、翼依存性だ。




「秀~今日も飲み付き合ってやぁ~」



最近、飲んでなきゃいられない俺。



仕事終わって毎晩飲んでる。



「ざーんねん!俺、今日由紀乃と会うの~」



由紀乃っつうのは、秀のセフレ。




あ~ぁ。


大人しく寂しく家に帰るかな~。






なんて考えながら、
集金終わって、組長の元へ戻った。




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