好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
「成瀬さん~はいっいきんで!」



「う゛~ッッ…。」



「夏月!頑張れ…」



風くんの手を握り、
力をいれる。



双子ちゃんたちにもうすぐ会えるんだね。




私と風くんの分身たちが。




「フゥ~ッッ…!」



きっと宇宙1可愛いに決まってる。




だから…




この痛みだって耐えられる!




「成瀬さ~ん!頭出てきたよ~!もうちょっと!」


「う゛~ッッッッ!」









桜がちらほら咲き始めた
4月…




アタシと風くんの可愛い天使1人目を出産。


風くんに似た男の子。




そして続いて産まれた、
またまたイケメン男の子。




「はぁッッ…はあッッ…」



「夏、よく頑張ったな♪
ありがとう。」



ちゅッッと風くんがキスしてくれた。




出産って本当に大変だ。


ママもこんな思いして、
アタシを産んでくれたんだね。




「オギャアッッ…」


「オギャアッッ…」



同じように元気に泣く天使くんたち。




ようこそ。



babyちゃん!




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