好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
しばらくして、


家に着いた。



「じゃな~チビ。」


いつものちょっと掠れた声で…


ニカッと笑って、

いつもの感じでまさくんの手が頭をくしゃっと撫でる。





「今日はありがと。
まさくん、じゃあね~」



だから私も、いつも見たいに笑顔で別れた。



ね、まさくん。




本当はね、お兄ちゃんとしてなんか見れないよ。




本当はね、好きなんだよ。




心の中でそう呟いて…



まさくんを見送った。







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