好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
俺がまだ6歳ん頃、
施設にいた俺は、脱走したりガキの頃から荒れてた。

そんな時、組長に拾われ、俺は誰にも心を開かなかった。


組長の娘であるお嬢でさえ俺は拒否した。


そんな時、仁さんの娘、
日向、翼がやってきて…


まだオムツしてる翼を
初めて抱かされた時…


なぜか可愛いなんて思った。


翼も俺に妙になついた。



俺ん中で、翼は妹みたいな存在になってた。



組員として働くようになった16になっても、


翼の存在っつうのはでかくて…



可愛い妹みたいだった。




お嬢や日向、桜も勿論
可愛いガキどもだけど…


翼のあの無邪気さに
俺は癒されて…



ガキなのに…


ガキなはずなのに…







最近の翼は…



妙に大人っぽい…



色気づいてきやがった。




あ"~もうっ!



なんなんだよ…。



「まーさひこ!イライラしてんね。」



「わ…絵美佳いたんか。
いつの間に…」



俺ってば、
女迎えに来たの忘れた。




つか…


「イライラしてねーけど。」


「してるよ。
雅彦、イライラしてる時は爪かむ癖があるの。
そーれより、早くホテルいこーよ。」


そいや…


翼にもよく言われたな。



『まさくん、爪噛んでる。怒ってるでしょ!』


ってな。



って、今は翼関係ねえか。




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