好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
………。
……………。
誰かが私に触れてる感じがする。
落ち着いて優しい感じ…。
「…ん。」
うっすら目を開けてみると……。
え…。
これは幻覚…?
サラサラの明るい茶髪。
高い鼻…。
忘れようと決めたひと…
「ま…さ…くん。なんで?」
優しいまさくんの手が
私のおでこに触れていた。
「まだ熱高いな。」
そう言って、タオルを濡らして私のおでけにのせる。
「ねえ、なんでいるのってば?」
「あげはさんに頼まれたんだよ。誰も見てあげられるひといないからってな。」
そういえば…
ママが助っ人が来るって言ってたような…
ママのバカ~
今いちばん会いたくない人なのに…
「まさくん忙しいでしょ?大丈夫だから仕事行ってよ…」
「大丈夫。組長にも行ってやれって言われたから。
それに、弱ってる翼ほっとけねえっつの。」
あれ…
今、『翼』って名前呼んだ。
めったに名前呼ばないのに…
こんな時に優しくしないでよ…
優しくされたら…
心に鍵を閉めたはずが…
開いてしまいそうだから…
不覚にもドキドキしてしまう…
「病人はおとなしく看病されてろ。」
ふわっと大きな手が頭をなでる。
久しぶりに感じる…
大好きな手。
……………。
誰かが私に触れてる感じがする。
落ち着いて優しい感じ…。
「…ん。」
うっすら目を開けてみると……。
え…。
これは幻覚…?
サラサラの明るい茶髪。
高い鼻…。
忘れようと決めたひと…
「ま…さ…くん。なんで?」
優しいまさくんの手が
私のおでこに触れていた。
「まだ熱高いな。」
そう言って、タオルを濡らして私のおでけにのせる。
「ねえ、なんでいるのってば?」
「あげはさんに頼まれたんだよ。誰も見てあげられるひといないからってな。」
そういえば…
ママが助っ人が来るって言ってたような…
ママのバカ~
今いちばん会いたくない人なのに…
「まさくん忙しいでしょ?大丈夫だから仕事行ってよ…」
「大丈夫。組長にも行ってやれって言われたから。
それに、弱ってる翼ほっとけねえっつの。」
あれ…
今、『翼』って名前呼んだ。
めったに名前呼ばないのに…
こんな時に優しくしないでよ…
優しくされたら…
心に鍵を閉めたはずが…
開いてしまいそうだから…
不覚にもドキドキしてしまう…
「病人はおとなしく看病されてろ。」
ふわっと大きな手が頭をなでる。
久しぶりに感じる…
大好きな手。