好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
「私、絶対負けません!
お姉さんには負けたくない。」



「そう。
じゃあ、これ雅彦に見せちゃっていいんだ。」



「!!……なんで…」




お姉さんが見せてきたのは…



私が恭の家に入っていく所の写メだ。



しかもしっかり恭の顔まで入ってる。



「チビちゃんの癖にやることやるわよね~。
雅彦に嫌われちゃうかもね。こんなの見せたら~」



「卑怯!隠し撮りなんて汚いよ!」



「見せてほしくなかったら雅彦に会わないで。」



「いや。
まさくんとは私の方が、長い付き合いなんだから!
それに、お姉さんまさくんの彼女じゃないでしょ?



とにかく負けたくなくて…


必死に対抗した…



「雅彦はアタシのものよ。」


「まさくんはものじゃない!」




「このガキッッ」




目を見開いて、私に手を振り上げてきた。




叩かれるッッ




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