好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
「男ん家に行って何してた?」


「……。」


言えない…


言えないよ。



「言えないことしてたんだ。」



そう言ってまさくんは
私の口を荒々しくふさいだ。



抵抗したいのに手首を捕まれていて動けない…



「…んっやめっ…」


やめてよ…


キスだけじゃなく…
手が服の中に入ってきた。


こんな風になるはずじゃなかったのに…



まさくん…



好きだよ。




「……翼…」


下着に手がかかった時、
まさくんの動きが止まった…



そしてまさくんの手が
私の頬を撫でた。



「…わりい。翼。
泣かせちまったな…」



泣いてるの…私。



「まさくん…」



「…わりい。今日は帰れ。」



「え…。」


「送ってやるから…」



そう言って私の体を起こした。




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