俺の彼女は×××…。
「今日奈月学校6時間だってー…会いに行くの?」

「あー…奈月は学校なのか」

「そりゃ暇な大学生と違って、勉強してるんだしー…もぐもぐ」

奈月は俺の彼女。

「要ー食べたー遊びに行こー」

あれこれ考える間もなく、亜月は俺の腕を引っ張り、外へ連れ出す。

「引っ張るな!腕ならともかく…お前それ服じゃねえか!」

「はいはいー今日どこ行くー?やっぱ買物ー?妹になんかかってやろうかなー?」

亜月は一人でぶつぶつ考える。

「はぁー…好きにしろ…」

「ん、じゃあ行こー!!競争な!駅まで!俺が勝ったら昼飯奢ってー、お前が勝っても昼飯奢ってー!よーいどん」

いきなり理不尽な勝負を突きつけて、さっそうと走ってしまった亜月。

「待てごらぁああああ!!!どっちにしろ俺の奢りかよ!つか俺が負けるかよっ!!」

俺も急いで亜月のあとをついて行く。

元陸上部の俺を舐めんなよ。


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