青い、碧い、この地(ホシ)球で…
  

 地球を残し全ての惑星は、滅ぼされ…生き残った全ての人々が唯一残され安全な地球に逃げのびた。

 こうして地球王が他の惑星王を従え唯一の王になり、魔物たちとその闇の王の討伐を決め立ち上がった。


 “何が”狂わせたのか…この魂の行末を……。


      ※


 丘を一足先に走り抜ける。


「おーい、拓斗。」


 呼ばれて顔を上げると緑のアーチがかかる坂道に少年が居た。


「待ってよ、析斗。」


 拓斗と呼ばれた少年は、息を切らせながら言う。


「ほら、行くぞ!」


  
< 3 / 28 >

この作品をシェア

pagetop