空へ
―ガラガラ―
重いトビラを開くと
中学校時代の親友、清水明日香が声をかけてきた。
明日香は赤茶の髪をウルフカットにしている。
美人で背の高い女の子。
河井流という彼氏がいる。
「ソラー!!聞いてよー///」
『どーした?流となんかあった?笑』ラブラブの二人をチャカしてみる。
「違うからァ♪アタシ席一番前なのー//ソラは窓側の一番後ろ」
『へーぇ//まぁ頑張って♪』
適当に話をつけて席についた。