とあるゾンビの制服と異界の敵
ブーッ ブーッ ブーー!!

「ん?」

車のクラッカーかな?なんて思った時。

ブーーーーーーー!!

大型トラックがすぐ目の前にあった。

「…え?」

その瞬間おれはトラックに吹き飛ばされた勢いで
宙を飛んでいた。

ああ、死ぬのか
おれ、こんなにはやく死んじまうのか

母さんと父さん、
おれが死んだことに気づいてくれるかな

…と、覚悟を決めて地面に
叩きつけられるとき


…?

さっきの銀髪の少女?

少女は口を開き小さい声で呟いた
「…死なないで」


次の朝、おれは自分の部屋で
いつも通り目を覚ました。
「なんだ…夢か」


立ち上がった瞬間

「う…うわぁぁあああ!!」
「なんだよ…!?なんだよこれ!!」

おれに見えたのは
服にべっとりとついた大量の血。

「あれ?」

おかしい。
体には傷跡が一切ない。

なんなんだ?

茶間に行くと昨日の少女がいた。

??

駄目だ。状況がまったく掴めない。

その少女はこっちに気がづくと
無表情のままメモに文字を書いて
話しかけてきた。

『あなたは今日からゾンビ』

…は?
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