ホームレスな御曹司…!?
パスタを食べながらお店の話を色々聞いた。
店長さんの旦那さんがオーナーのグリーンネックレスは、開店してまだ2年。
そこそこ流行っていて、客足や顧客が増えつつあるとか。
春になると幼稚園グッズの需要が上がる事。
夏は断然ワンピース、秋冬は小物。
「そうなんだぁ。あたしもレシピ教えてもらって、ミシン稼働させなくっちゃ」
「張り切ってるね?」
「ワリと好きなの。針と糸。進学もね、美大か服飾かすごく悩んだ時期があって」
「へぇ、そっか。ね、仕事の話はこれくらいにしてさ、他に知りたい事って、ない?」
「ん?他に?」
「例えばボクの事とか」
「茅原さんの、事?」
「カノジョいますか?とか、どう?」
「あー…。じゃあ、いますか?」
「ハハッ。“じゃあ”か。あまり興味なさそうだね?」
「別にそんな事はっ」
「知香ちゃんて正直さんだな。ボクは知ってほしいんだけど」
「はぁ…」
「おまけに鈍感ときたモンか」
「ドンカン…?」
「わかんない?ボクが知香ちゃん誘った理由」
「?さぁ…」
「一目惚れって、迷信だと思う?」
ヒトメボレ…?
えーっと…あたしの中じゃ、むしろ都市伝説に近いけど。
店長さんの旦那さんがオーナーのグリーンネックレスは、開店してまだ2年。
そこそこ流行っていて、客足や顧客が増えつつあるとか。
春になると幼稚園グッズの需要が上がる事。
夏は断然ワンピース、秋冬は小物。
「そうなんだぁ。あたしもレシピ教えてもらって、ミシン稼働させなくっちゃ」
「張り切ってるね?」
「ワリと好きなの。針と糸。進学もね、美大か服飾かすごく悩んだ時期があって」
「へぇ、そっか。ね、仕事の話はこれくらいにしてさ、他に知りたい事って、ない?」
「ん?他に?」
「例えばボクの事とか」
「茅原さんの、事?」
「カノジョいますか?とか、どう?」
「あー…。じゃあ、いますか?」
「ハハッ。“じゃあ”か。あまり興味なさそうだね?」
「別にそんな事はっ」
「知香ちゃんて正直さんだな。ボクは知ってほしいんだけど」
「はぁ…」
「おまけに鈍感ときたモンか」
「ドンカン…?」
「わかんない?ボクが知香ちゃん誘った理由」
「?さぁ…」
「一目惚れって、迷信だと思う?」
ヒトメボレ…?
えーっと…あたしの中じゃ、むしろ都市伝説に近いけど。