ホームレスな御曹司…!?
「ホームレスの落とし物。このコ、もらうよ?」
「オレ、所有者じゃねーし」
「言ったね?」
「その日暮らしのホームレスには、荷が重過ぎる」
「っそ。じゃ、決まり。知香ちゃん、トキヤの許可出たよ。これでボクを拒む理由、ないね?」
「あ…あの…。チカブミさんっ!」
「ん?」
何を言えば…この頼りない気持ちが伝わるだろう。
それとも伝えちゃいけない気持ち?
あたしは…重い?
あたしは…あたしの気持ちは…。
見え隠れする心の渦。
見えないフリは自分へのウソ。
認めてしまえばたちまち玉砕。
どっちにしても。
あたしは、もう。
もうチカブミさんに拾われる事は、ナイんだ…。
「オレ、所有者じゃねーし」
「言ったね?」
「その日暮らしのホームレスには、荷が重過ぎる」
「っそ。じゃ、決まり。知香ちゃん、トキヤの許可出たよ。これでボクを拒む理由、ないね?」
「あ…あの…。チカブミさんっ!」
「ん?」
何を言えば…この頼りない気持ちが伝わるだろう。
それとも伝えちゃいけない気持ち?
あたしは…重い?
あたしは…あたしの気持ちは…。
見え隠れする心の渦。
見えないフリは自分へのウソ。
認めてしまえばたちまち玉砕。
どっちにしても。
あたしは、もう。
もうチカブミさんに拾われる事は、ナイんだ…。