ホームレスな御曹司…!?
近づいたチカブミさんの唇が触れたのは…。
あたしの…。
───クチビル
優しく頼りなく、触れたようで触れてないようで。
熱に浮かされた熱い目でチカブミさんを見ると。
今度は強く、激しく。
押し付けられる初めての唇に全身が従う。
「知香…」
囁かれたあたしの名前は風邪の熱より熱く感じて。
唇は求め合う。
「ん…」
「その声、オレの」
「あ…んっ…」
「この唇、オレの」
「チカブミ…さん…」
「知香が、ホシイ」
優しく倒された床の上で。
耳も頬も唇も、チカブミさんと同化していく。
熱くて体中に脈打つ血液。
これは風邪のせい?
胸に触れるしなやかな手に。
あたしは捧げてしまうの…?
何もかも…
あたしの…。
───クチビル
優しく頼りなく、触れたようで触れてないようで。
熱に浮かされた熱い目でチカブミさんを見ると。
今度は強く、激しく。
押し付けられる初めての唇に全身が従う。
「知香…」
囁かれたあたしの名前は風邪の熱より熱く感じて。
唇は求め合う。
「ん…」
「その声、オレの」
「あ…んっ…」
「この唇、オレの」
「チカブミ…さん…」
「知香が、ホシイ」
優しく倒された床の上で。
耳も頬も唇も、チカブミさんと同化していく。
熱くて体中に脈打つ血液。
これは風邪のせい?
胸に触れるしなやかな手に。
あたしは捧げてしまうの…?
何もかも…