朝の吸血鬼(編集中)
するとスモークのような湯気は風に流され目の前が開けた


鉄格子の向こうで誰かと目が合った


『......、』


パチっとした目がこっちを見ている


「......、」


その人は明らかにこっちを少し睨んでいる


「あははは、」


『キャーー!』


俺は目の前がまるで滝に見えた
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