朝の吸血鬼(編集中)
誰かに合わせて生きて行く気はない


「あの建物の一番上を見てみろ」


車の中でお父さんがそう呟いた


「一番上?」


僕たちは車の窓からあの建物の一番上を見上げた


もう時間は夜の11時、辺りは静まり返っている


人里離れたこの場所に明かりは乏しい
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